作家略歴〜プロフィール〜


ルーヴル・ロイヤルアカデミー(元ルーヴル美術館 館長を代表とする ルーヴル・ロイヤルアカデミー芸術評議会)より
ヌーベル・ルネッサンス名誉作家の認定


ルーヴルを魅了したジャパンアーティスト 狩野英子




”天から与えられた画才を自在に駆使する大器”


大芸術家の生誕には、明らかに天命というものがある。時代背景や国家の盛衰など、様々な外的要因を全てプラスのエネルギーに置換する、天から 定められた才能、己れの表現衝動を人類へ奉仕する運命。日本の女流画家の中でも傑出した経歴を誇る 作家は、正にこうした星の下に生まれ、その麗筆で世界中の人々を魅了し続けてきた。作家は10代で大塚辰夫(朝倉文夫実弟)に師事し、20代でパリでの絵画研修を果たす。勿論、絵画ばかりではなく、芸道万般において作家の教養は深い。


「祭」は、漆黒の闇夜に神興を担いで入水する男衆達の群像が、見事な生気を漂わせた重厚なタッチで描かれている。
松明からたなびく炎の幽玄、その炎が照らす夜の海の波頭の質感など、見所は多彩だ。





別府湾の朝

別府湾の朝

「別府湾の朝」は、東洋一とも謳われる別府湾から望見される日の出を、持てる技量の全てを投入して描き切った力作。
陽光が左右へと拡がりゆく風光の美は、この作家でなければ描き得ない至高の達成だ。

文/クリスティーヌ・モノー


ルーヴル・ロイヤルアカデミー認定状

ルーヴル・ロイヤルアカデミー認定状(訳)